キノクニのカタログ、ショップ様には行き渡った頃でしょうネ。確か、11月末に発送開始でしたから。
https://www.kinokuni-e.com/index
一冊、約1kg… コレが1万冊以上… 印刷代、発送代… 想像するのはやめておこう…
クルマ好きには垂涎もののカタログ。キノクニが無ければ、チューニングカー、旧車、ネオ旧車のレストアは困難を極めるでしょう。
和歌山のキノクニさんに到着すると… 担当の沖さんはともかく…、もうお1人は… 恐ろしい出迎え… (実は喫煙タイムに遭遇)
「新商品や!新しいカタログには間に合わなかった」
と、社長がマル秘アイテム見せてくれました。スゲエ!これは良く出来てる!手にとってみると、その完成度とクオリティにびびりますし、使い道がたくさん!
でも、オートサロンまでは「ブログに載せるなよ」と念を押されたので、残念ながらモザイク。
こちらも新商品!汎用オーバーフェンダー。超ワイドサイズです。片側70mmと100mmワイドの2種類あります。
FRPではなく、FRPと樹脂のハイブリッド製品。しなやかで耐久性にすぐれるので、オキさんの豪腕をもってしてもへし折れません(笑)。
リベット用のへこみもあります。
裏側も処理が美しい。かなり大きいので、外車のモンスターマシンでも使えるサイズ。日本の乗用サイズスポーツカーも余裕。キノクニさんが外装品を手がけることは非常に珍しい。クルマのパワーの増大と、タイヤとホイルの進化によって、機能品としての必要性に迫られることが増えてきているからでしょう。
来月のオートサロンには残念ながら、欠席、となるYELLOW BULLET ジムニー。SR20エンジン搭載、シルクロードエキマニが装着されています。
展示車両を置くスペースが無いのでしょうね。毎年、大量に新製品を生み出している会社なので。本年度はこれでお別れ。来年、というか来月、東京オートサロンの会場で、年始の営業挨拶をさせていただきま~す。
もう一軒、同じ和歌山県内で、当社にとって大切なお取引先がファインオートサビスさん!松岡社長の知人の絵師さんが手がけたミワちゃんがトレードマーク。
http://www.fine-auto-service.com/
何度もこのブログで紹介させていただきましたが、とにかく旧車、ネオ旧車のパーツが豊富。純正品が廃盤になって困ってネットで検索すれば、大抵ここにぶち当たります。手前の商品は、AE86ブレーキマスターシリンダーASSYの前期と後期用。最後の1セットをゲッツ!
もちろん、次の在庫分も、大量に入荷予定だそうですので、ご安心を。
松岡社長と話をすると、ついつい長くなってしまいます。目の前の商品や流行だけでなく、1年後、5年後、10年後を考えているので、話が参考になるのです。3UPの三上さんも同じ。目の前のことも大切ですが、時代や流行を後ろから追いかけていては、お客さんの本当に必要なものを作ることはできません。
素敵なプレゼントをいただきました!オリジナル焼酎! 前回もらったポン酢も料亭レベルでびっくりしたので、こちらも楽しみ。
松岡社長のすごいところは、先入観を持たないところ。ポン酢も、この焼酎も飛び込み営業みたいな話だったようですが、一旦、話を聞いてみて、客観的に判断して、いいものならやってみよう、買ってみよう、というスタンス。これって、簡単なようで、出来ないことです。当社の製品やアイデアに対しても同様のスタンス。
クルマのパーツは、詳しくなっていけばいくほど、「そんなものはダメだよ」「それはセオリーからずれている」と新しいアイデア、方法を否定してしまいガチ。
今から20年以上前、まだミニバンブーム以前、ドラッグレース、サーキット、最高速が一番人気だった時代、当社の代表が都会の若者が友達とワイワイ騒ぐ場所に困っていると知り、ミニバンが部屋替わりになり、ドレスアップすることがファッションになると予感し、車高調の設定を提案しました。
「バン?ステーションワゴン?ゲタじゃん。そんなものにカネだして車高調なんか入れないでしョ」
という否定的な意見が外部だけでなく、社内からもおきたそうです。そりゃそうです、当時は自動車メーカーも商用車しか作っておらず、ミニバンというカテゴリーがありませんでした。ステップワゴン、エスティマ、オデッセイがまだ登場する前ですから。私も当時その場にいたら、否定する側だったかも…
当社は、魁として製品開発をしたおかげで大ヒット。ワタシはこの雑誌広告が掲載されているころ入社したのですが、車高調の部品を包んでいた新聞紙や包装紙だけでも、工場内が一杯で、身動きできなくなるほど。爆発的なヒット製品でした。
ラリー、ダートラから始まり、ジムカーナ、ドラッグ、最高速、サーキットとブームが時代ごとに移っていきました。この十数年はドリフト、ミニバンドレスアップ、旧車ブームが業界の中心的存在。
それぞれのブームは終わっても、一つのジャンルとして定着し、しっかりと深化していってます。この積み重ねが、ユーザーの選択肢を増やし、クルマ文化を豊かに成長させてくれます。
そして、新たなブームが直前に迫っているように思います。来月の2019年のオートサロンでは、その片鱗が見えると予感しています。
2018年がもう終わるんですねぇ。今年はなんだかすごく短かく感じました。